2015年12月6日 聖書:ルカによる福音書1章26〜38節
「神にできないことは何ひとつない」 圓林栄喜兄      

本日はルカの福音書1章2 6節から3 8節に書かれている受胎告知の箇所から 私が教えられたことを分かち合いたいと思います。
1 恵みは神の側から与えられるマリアがなぜイエスの母親として選ばれたの か。その理由は分かりません。しかし、彼女がイエスの母となる理由は人間の側 には無かったのです。それは神様の側からの一方的な導きと言っていいでしょう。 我々が信じている神様は、私たちを愛してくださっています。ですから常に私た ちを祝福したいと思っておられるので様々な機会を通して恵みを与えてください ます。時としてマリアが経験したような理解できない出来事に出くわすときにも 信じ続けましょう。神を愛する者たち、っまりご計画に従って召された者たちに は、万事が益となるように共に働くということをわたしたちは知っています。と ローマ8章2 8節にあります。日々の御言葉により神様が与えてくださるメッセ ージ、神様の声を間きつつ歩ませていただきたいと思います。
2 御言葉の約束に素直に従う御使いはマリアを祝福し、「神にできないことは 何一つない。」との約束を与えます。マリアは不安と怖れを感じながらも、天使の その言葉を信じ、応答します。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この 身になりますように。」このことばには神様の御言葉の約束に素直に従うマリアの 思いが詰まっています。聖書に書かれている御言葉、まさしく神である御言葉を 信じ、素直に従うことが我々には求められています。
御言葉である神さまは決して我々を苦しい状態に居続けさせません。コリント 第I10章13節をご覧ください。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐え られないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなた方を耐えら れないような試練に遭わせるようなことはなさらず、試練と共にそれに耐えられ るよう、逃れる道も備えていてくださいます。」とあります。試練の中にある方は、 ぜひこの御言葉を信じて神様の御業を体験していただきたいと思います。
3 御言葉に従う時、神の恵みは大きいマリアの出産は馬小屋の中、生まれた ばかりのイエスは、へロデ王の幼児殺戮の危険にさらされ、3 0歳になったイエ スは様々な奇跡を行なレ、ましたが、十字架につけられ罪人として葬り去られたの です。それで終わりではなく、3日目によみがえり、天にのぼって行かれました。 マリアが体験した人生は、本当にジェッ卜コースターに乗っているような波乱万 丈の人生と言っていいかもしれません。彼女自身も初めからこのようなことを体 験するとは思っていなかったでしょう。しかしそれはマリアにしか体験できない ことでした。そしてそれが大きな恵みでした。
同様に神様は私たちにそれぞれの人生にふさわしい様々な神様の業を現したい と思っておられます。御言葉に従い、折るとき必ず神様は我々が歩むべき道を示 してくださると信じています。それが神様の恵みなのです。ぜひ神である御言葉 を日々味わい、幸いな歩みを送っていただきたいと思います。
                                 

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