2016年2月14日 聖書 マルコによる福音書章9章33節〜37節 「受け入れる力」 豊田護兄

人には色々な事が起こります。良いことも悪いことも、たいてい悪い ことの方が多いですが。そしてこれは、良い人にも悪い人にも起こりま す。その時にそれをどのように受け入れるかで、その人の生き方が決ま るのではないでしようか。
最近滋ちゃんが倒れました、右半身の麻痺です。本人は、ケロッとし て、ピアノが弾けなくなって悔しいから、リハビリの目標は「ピアノを 弾く」、もし弾けなければ、「左手一本で弾く」と笑って言っていました。
昔盲学校の生徒に、「君にとって、目が見えないという事は、何なの か」とたずねました。するとしばらく考えて、「音楽で飯を食っていく ための、パスポート」と答えました。二十歳を少し過ぎたばかりの青年 です。すごいとしか言いようがありませんでした。
でも一番すごいのは、キリストではないでしようか。罪もないのに、 磔の死を受け入れたのです。そしてその死を、生に変えたのです。
こう考えると、人はすべてを受け入れて、生きていけるものです、全 ては神様のご計画で、それは何らかの意味がそこには隠されているので すから。

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