2018年12月9日 聖書:ルカによる福音書1章26~38節 「主があなたと共におられる」楊周漢牧師

1.マリアはどのような女性でしたか。
「26⁻27節  六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。」

マリアはナザレというガリラヤの町に住んでいる田舎者で、ヨセフのいいなずけと紹介された平凡な女性でありました。しかしイエス様の誕生により、全人類の救世主の母として呼ばれるようになった。もし天使ガブリエルが私たちに来られて神様の御計画のお告げを伝えたとすれば、私たちはどのように反応するのでしょうか。神様が私を通して、私たちの教会を通して、何か偉大な計画を持っていらっしゃるとお告げが届きましたら、 私たちはどのように反応するのでしょうか。まずマリアの反応を見ます。

2.マリアの反応
①マリアは戸惑きました。「29節.マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。」
②マリアは恐れました。「30節. すると、天使は言った。 マリア、恐れることはない。」)
③マリアは 不可能だと反問しました。「34節.マリアは天使に言った。どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」
→マリアの最初の反応は普通の一般の人々と全く同じ姿を見せました。私たちも恐れ、戸惑い、不可能であると反問すると思います。「私は神様の御計画に用いる者ではありません。私は自分がもっと成功すれば、もっと成長すれば、生活がもっと安定になれば、もっと出世すれば、…、その時に用いれるかもしれませんが、現在の状況では無理だと思います。」
しかし神様の答えは違いました。「35節.天使は答えた。聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。37節.神にできないことは何一つない。」神様の御計画は私(人間)の能力、富、位、権力によって成し遂げられることではありません。神様がお願いになる事はただ私の信仰です。
④アリアの信仰。「38節マリアは言った。わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」
→私たちはマリアのように色んな人生の計画を立てて生活しています。結構、就職、事業、学業、…、自分の人生計画に忙しく生きています。ところが私たちが覚えなければならない事は神様も私たちの人生の上に御計画をお立てになっていらっしゃることです。神様の豊かな御導きと祝福が聖誕を迎えていらっしゃる皆さんの上にありますように祈ります。

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