2019年8月18日 聖書:エフェソの信徒への手紙6章10~20節「あなたは何と戦いますか」豊田護兄

 戦う相手が見えている時は、何と戦うかがはっきりします。貧困だったり差別だったり戦争だったりと、相手が分かりやすくどのように戦うかがはっきりします。ところが今の日本はどうでしょう。豊かになったと言われ平和だと言われ一見戦う相手は見えにくくなっています。でも気が付くと、8月6日の平和学習はなくなり、子ども達の6分の一は貧困だと言われ、格差は広がり自殺する人はどんどん増え、選挙の投票率は50パーセントを下回り、年金はなくなりひどいことになっています。それでも戦う相手は見えていないと言えるのでしょうか。

 先日スエーデンの13歳の少女が国際環境問題の大会に招かれて演説するために、二酸化炭素を出さないためにヨットで大西洋を越えてワシントンに出発したと伝えられました。日本の同世代では考えられません。スエーデンでは、自分に不利益があれば、社会に訴えなさいと学校で教えます。そのためにはデモや署名活動などの活動は当然やることとして学習します。そのための発信のツールとして、インターネットの活用を教えます。政治にも積極的にかかわることを教え、情報の厳選と誰が何の目的でこの情報を出しているかわ見極めるよう教えます。その結果選挙の投票率は90%以上をきーぷしています。この子も学校は休んで議会前に座り込みをはじめ多くの支援者を得て今回のこうどうへつながりました。

日本では選挙の投票率が上がると困る人たちがいて、長い時間をかけて不満や疑問わ持たないように教育を進めています。その結果平和学習はなくなりました。お上にたてつくようなデモや署名活動など悪いことのように思わされていませんか。学校ではけっして教えません。ほとんどの人がデモに参加したことすらないでしょう。教会の皆さんで最近デモに参加した人はいますか。

 神は戦えといっています。正義のために隠された悪と戦えと告げています。韓国に対する悪意ある嘘のニュースがインターネットで平然と流されているこの国。騙されてはいけません。気が付けばみんな戦場に駆り出されますよ。中国や韓国を敵だと言わんばかりにいろいろな報道がなされています。イランと戦争がしたくてしょうがない国と一緒になって戦争しますか。かの国の13歳の少女に学ばなければならないのは子どもたちではなく私たちではないでしょうか。

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