聖書のお話

2024年4月21日 聖書:コリントの信徒への手紙①1章30~31節「義と聖に生きる」川本良明牧師

◎新約聖書には「誇る、誇り」という言葉が59回出てきますが、そのうちの53回がパウロの言葉です。それほどに彼は「誇る、誇り」にこだわっています。しかし、彼がそれを否定的に語るときは、律法を誇ることや高慢など肉の誇りを意味 … 続きを読む

2024年4月14日 聖書:マルコによる福音書1章1~10節 「力ある方が来られる」大薮善次郎牧師

 最古のマルコ福音書には「神の子、イエス・キリストの福音のはじめ」とい う言葉ではなかった。「イエス・キリストの福音のはじめ」だけだった。つま り神の子というのが欠落していたのである。そこにはマルコの主張があった。 イエ … 続きを読む

2024年4月7日 聖書:マタイによる福音書28章16~20節「召しと召命③」川本良明牧師

◎キリスト教のシンボルが十字架になったのは、教会の誕生から約400年経ってからです。それまで「魚」がシンボルだったのは、漁師など庶民の階層が多かったからではないかと思います。ガリラヤ湖の魚を捕る漁師たちは、権力の過酷な支 … 続きを読む

2024年3月31日 聖書:マルコによる福音書14章66~72節「キリストの証人として生きる」川本良明牧師

◎受難週を終えて、キリストの復活を祝う日を迎えました。クリスマスが近づくといろんな所で賛美歌が流れます。受難週でもキリストの受難にちなんだ音楽が流れています。欧米の人は、このようなことを見て、日本ではキリスト教になじんで … 続きを読む

2024年3月17日 聖書:コリントの信徒への手紙Ⅰ7章17~20節「召しと召命②」川本良明牧師

◎3月も半ばになると、学校では受験、会社では就職をめぐる悲喜こもごもを経ながら、新しい学校や会社に向けて、また進級や転勤など新年度に向けての準備が始まっています。教会でも1年をふり返り新年度に向けて総会が準備されています … 続きを読む

2024年3月10日 聖書:ヨハネによる福音書5章2~9節「老いと病」豊田 護兄

 明日で70歳になります。何度か大病をしましたが、死なずにすみました。「病」とは、全てのエネルギーを奪ってしまいますが、「老い」とは違います。老いても生きる目標があれば、しっかり生きることができます。「病」は生きる気力を … 続きを読む

2024年3月3日 聖書:コリントの信徒への手紙Ⅰ1章26~27、申命記7章6~8節「召しと召命①」川本良明牧師

◎3月になると学校や塾、習い事では進級や卒業などこれまで居た所を後にして新しい所に進学や就職や転勤して行くなど、「これまで」から「これから」へと移動することが多く見られます。そこで聖書が語る神の「召し」を考えるためにコリ … 続きを読む

2024年2月18日 聖書:創世記3章8~9節、ローマの信徒への手紙5章8~11節「神の恵みに生きる」川本良明牧師節

◎人類が造り出した宗教の中で、人間の罪を最も深く極めた宗教は仏教だと思います。中でもキリスト教に最も近いとされるのは浄土真宗だと言われています。先日、なじみのある寺で49日法要に列席すると、どんなに罪深い人も仏の慈悲にす … 続きを読む

2024年2月11日 聖書:マルコによる福音書5章1~20節「霊について」大薮善次郎牧師

 昨年末に崎津教会へ行った。長崎天草地方の潜伏キリシタンとして世界遺産に指定されている。その資料館で二百年間の迫害をどのように生き抜いて来たのかを考えながら見ていた。どの家庭の玄関にも注連縄(しめなわ)が飾ってある。しか … 続きを読む

2024年2月4日 聖書:創世記3章1~7節「罪から解放された人生を生きる」川本良明牧師

◎人類は誕生して以来、自然の脅威や死や病気や不幸などがもたらす恐怖や不安に直面して、その背後に人間を超えた存在があると信じ、それに敬虔な心を寄せて救いを求めてきました。その超越した存在を便宜上神と称ぶならば、世の中にはい … 続きを読む