田川健三の一番新しい訳では「失われる食べ物を得るために働くのではなく、永遠に生命へと向かって持続する食べ物を得るために働きなさい、それは人の子が与えるものである。」となっています。
人が生きていく上で、一番大切なものは何でしょうか。多くの人が「お金をたくさん手に入れる、地位を得る」などと答えます。でも人は死にます、その時にそれらは何の役に立つのでしょうか、何の役にもたちません。役に立つのは「永遠の命に至る糧」です。
「永遠の命に至る糧」とは何なのでしょか。「あなたは自分の人生に満足していますか」意外とその辺に答えがあるのかもしれません。私は何人かの素晴らしい音楽の先生に出会い、世界をそして日本を教えてもらいました。ひいては自分自身の才能の限界と立位置と、「自分何ができ、何をしなければならないか」を知ることができました。今考えると「自分自身をシビアに知る」ということは、一つの大きな糧なのかもしれません。
先日60年以上昔に住んでいた炭住の後を見に行って愕然としました。結構に荒んでいて驚きました。昔炭住は貧乏でしたが、活気がありエネルギーがありました。いまは違ってみえました。失はれる食べ物を求め続けるとこうなるのかと思いました。
あなたにとっての「永遠の命に至る糧」とはなんですか