2023年2月26日 聖書:ヨハネによる福音書8章31~32節「イエスが心理である」大薮善次郎牧師

 イエスはユダヤ人だ。イエスを信じたユダヤ人だちが、イエスの発する言葉にとどまることが出来ない。彼らはアブラハムの子孫であることに誇りを持ち、律法を守っているからだ。よってイエスの弟子になることは容易ではない。同僚であるがゆえに、イエスを拒否するのである。
 罪とはヨハネによる福音書によると、イエスを拒否することだ。ユダヤ人たちは、「私が真理である」と言ったイエスに反発したのは、自分たちの生き方によって、真理を自分たちの手に入れることが出来ると信じているからだ。しかし、イエスは私を信じ、そこにとどまることによって、我々はすでに真理の手の中にあるのだと言っているのである。
 イエスを神の子と信じることによってしか、真の自由を得ることが出来ない。日本人である我々は、天皇制という国体の中で生きなければならない。その中で自由に生きるいうことは、イエスへの信仰を持ち続けることだ。ほとんどの国民は、その中で安住している。しかしこれにはまだ勝てないが、そのれに負けないで生きる自由があることが大切なのだ。

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