パウロは第3回世界宣教旅行でギリシアまで行った後、エルサレムへの帰路につきます。途中トロアスという町で7日間滞在し、出発を翌日に控えた最後の日、ある家に「パンを裂くために(聖餐のために)」集まり、夜遅くまで話をしました。彼としてはどうしても語っておきたいことがあったのでしょうが、そのせいで不幸な事故が起きてしまいます。
エウティコ(「運がよい」の意味)という名の青年がひどい眠気を催し、眠りこけ、腰を掛けていた三階の窓から下に転落死したのでした。
送別会の席でとんでもないことが起きたものです。青年は疲れていたのでしょう。パウロの話に集中し続けることが出来なかったのです。そこにいた人たちは激しく動揺します。会はすぐに中断され、皆が心配して、倒れているエウティコのもとに駆け寄ります。
そんな中、パウロは彼の上にかがみ込み、抱きかかえて、「騒ぐな。まだ生きている」、と死を否定します。そして、何事もなかったかのように階上の部屋に上がり、皆と共にパンを裂いて食べます。
また、熱心に夜明けまで長い間話し続け、教会の人々を励まし、皆に祈られて出発したのでした。
私たちも自分たちの状況を「死んでいる。終わり」と判定を下すことがあります。しかし本当に、終わりなのでしょうか。私たちの主イエスは、「死からよみがえらせてくださる」方です。パウロはそのことを知っていました。
だから、「騒ぐな。まだ生きている」と言ったのです。「まだ終わりではない」のです。
人々は、生き返ったエウティコによって「大いに慰められ」ました。
日々の歩みの中で、主がよみがえらせてくださる出来事と出会っていきましょう。
定例行事
- 聖日礼拝
- 毎週日曜日10:30~
- 教会学校(子供の礼拝)
- 毎週日曜日9:30~
- 祈祷会・聖書研究会(午前の部)
- 毎週水曜日10:30~
- 祈祷会・聖書研究会(夜の部)
- 毎週水曜日19:30~
その他の年中行事
- チャペルコンサート(創立記念)
- 毎年8月下旬
- チャペルコンサート(クリスマス)
- 毎年12月23日
- クリスマスイブキャンドルサービス
- 毎年12月24日夜