キリスト教は全てを肯定する宗教である。本日のテキストは、そのことを表している。イエスのおられる所に、弱い人や病人を連れてくる。連れてくる人はどこの誰かもわからない。連れてこられる人も弱っている人とだけ書いてある。とにかく、イエスに信頼している人たちだ。不特定多数の人々だ。その人々がイエスにさわるだけで癒される。
ここを読んで、ペラギウスという人は、無神論者であっても救われると言った。しかし同時代のアウグスチヌスは、信仰なき知性は本物ではないと言って反論した。これがペラギウス論争と言って二十六年間続いたといわれている。しかし、416年ペラギウスは異端として教会を追い出された。
現代はコンピューターの時代である。それは一神教の発想が生んだ科学技術だと言われている。なぜなら、一神教的世界観は、創造主から始まって、世の終わりまでの一直線を行く進歩主義だからである。
そこでは、いつも答えを見い出すことが求められるからだ。AIというのは、まさにすぐ答えを見つけるものだ。その答えというものは、どんな経路を通って出されたかは不明だ。だからその答えが本物かどうか、疑ってみる必要がある。
多くの人はイエスの衣にふれただけで癒されたという。まさに信仰が与えられているからこそ、答えを得ることが癒しとなった。アウグスチヌスが「信仰なき知性は本物ではない。」と言ったのは、我々の生命が神の一方的な愛によって生かされているからである。我々は常に神の恵みの中にある。日々感謝して歩んでいこう。
定例行事
- 聖日礼拝
- 毎週日曜日10:30~
- 教会学校(子供の礼拝)
- 毎週日曜日9:30~
- 祈祷会・聖書研究会(午前の部)
- 毎週水曜日10:30~
- 祈祷会・聖書研究会(夜の部)
- 毎週水曜日19:30~
その他の年中行事
- チャペルコンサート(創立記念)
- 毎年8月下旬
- チャペルコンサート(クリスマス)
- 毎年12月23日
- クリスマスイブキャンドルサービス
- 毎年12月24日夜