2024年1月14日 聖書:ヨハネによる福音書1章6~13「神によって生まれる」豊田 護兄

 私たちの神を見た者は誰もいません。見たことがある人はあるかもしれませ
ん。でも私は見たことがありません。「神を信じたら何か良いことがあるのか
と」問われたら、分かりません。長い間60年教会にかよっている私にもよく分
かりません。ですから多くの人にこの「神」を伝えるのは難しい事です。
 先日友人に「キリスト教はどうなると」と訪ねられました。「わからんけど
、日本では広がらんのでは」と答えました。家内が「お正月は教会やろ」と聞
くので、「今はほとんどの教会ではやってないし、クリスマスキャロルすら、
近所の教会でやらなくなっている」と答えると。びっくりして「教会はどうな
ると」と同じ問いをしました。10年後教会はどうなるのでしょう。ここの教会
はどうでしょうか。私には分かりません。教団はいざという時はあてになりま
せん。自分たちでどうにかするしかないでしょう。教会だけではなくすべての
宗教でも同じことが起こりつつあります。この現実の中で、私たちは「神」を
どう伝えたら良いのでしょうか。この問いは「私はどう生きていかねばならな
いのか」と同じかもしれません。
 今の時代にこそ「神」や「信仰」が大事だと思うのです。お金や物のみが価
値があるかのように思われ、大切な「心」が失われていく時代。戦争と貧困が
繰り返され、一部の人たちのみが価値あるようにふるまう時代、今まさに「神
によって生まれる」大切な何かが必要とされているのではないでしょうか。神
は見えないからこそ、私たちに見えない何か大切な問いを投げかけているのか
もしれません。

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