本日の箇所には二つのストーリーがあります。一つは永遠の生命に対しての問いにイエス様が「良きサマリア人の例」を出して応えられる物語と、もう一つは、何処かの教会でもみられるマリアとマルタのもてなしの在り方です。
さて、ある律法学者が立ち上がって、いのちを受け継ぐためには何をしなければならないかとお尋ねになり、その応答としてサマリア人の譬えを出されました。その後を受けて一行が或る村に入られたと続いていきます。この世は過ぎゆくものです。私たちは過ぎゆくものに心を置きすぎる事はないでしょうか。この律法学者には主イエス様を試みようとする意図が見受けられました。そこで、主は申命記6章4・5節を引用し「あなたの全身全霊をこめ全精神を込めてあなたの神を愛しなさい。またあなたの隣人を自分のように愛しなさい」とあるでしょうとお応えになりました。マリアとアルタへの応えも実は此処からの続きであると思うのです。おもてなしに気を煩わすマルタ、一方のマリアはイエス様の足許に座りこみ言葉に聴き入る。マルタでなくても誰でも怒りたくなる場面です。だからマルタはイエス様に「マリアに手伝うように言ってください」と文句を言うのです。それに対して、イエス様はきっと微笑みながら「マルタ、そんなに忙しく立ち振るわなくてもいいでしょう。神の言葉を聴き、その後にしっかり隣人へのもてなしをしたらいいでしょう」なくてはならないものは唯一つ、神の国と神の義、そして隣人を愛すること。イエス様は明確にはっきりと言われます。神の言葉、神を愛するという人が決して隣人を粗末にする筈がないのです。神に委ねなさい、神の領分を侵して思い煩う事は虚しい事です。律法学者やレビ人が神の言葉は聞くけれど実践しないことへの指摘。神の言葉は受け入れず、接待にのみ思いを込めるマルタ。私たちはどうでしょう。み言葉に聴き、心を込めて隣人を大切に致しましょう。
定例行事
- 聖日礼拝
- 毎週日曜日10:30~
- 教会学校(子供の礼拝)
- 毎週日曜日9:30~
- 祈祷会・聖書研究会(午前の部)
- 毎週水曜日10:30~
- 祈祷会・聖書研究会(夜の部)
- 毎週水曜日19:30~
その他の年中行事
- チャペルコンサート(創立記念)
- 毎年8月下旬
- チャペルコンサート(クリスマス)
- 毎年12月23日
- クリスマスイブキャンドルサービス
- 毎年12月24日夜